年齢とともに好きな食べ物って、変わってきませんか？
以前は魚といえば、刺身。塩焼きも好き。でも、煮魚にはそれほど特別な感情は持っていませんでした。むしろ、少しネガティブなイメージも。
でも、最近は違うのです。煮魚が妙に美味しく愛しく感じます。加えて、それを試行錯誤しながら自分で料理する。新しい楽しみ方を見つけてしまいました。
煮魚が好き
ひとくちに煮魚と言っても、色々な種類の魚が対象になりますよね。皆さんは何の魚が好きですか。
わたしは、カサゴやソイなど柔らかめの煮魚も好きですし、タイやメジナなど身がしっかりとした魚も美味しいと思います。どちらも、甘辛い煮汁がシッカリとしみこんだものが好み。脇役のネギや生姜、ゴボウなども、ありがたく残さず食べます。温かいご飯にも、日本酒にも良く合いますよね。
きっかけ
家内と一緒に寿司屋へ行ったとき「カサゴの煮付け」を頼んでみました。いつもはあまり目がいかないメニューですが、その日はなぜか気になり注文したのです。
出てきた魚は少々グロいお魚さん。でも、これが見た目と違い美味しいこと。柔らかい身はもちろん、ちょうど良い甘辛さに調理されており、思わず笑顔。箸が進みます。両ホホのわずかな肉までホジホジし、骨の周りもしゃぶって食べ尽くしました。
すかさず家内に「ねぇ、今後、家でコレ作って！」とお願い。
しかし、返ってきたのは「ヒレがトゲトゲして痛そうだし、下準備が大変だから家でつくるのは無理。お寿司屋さんで食べるから美味しいのよ。」とそっけないもの。半ば予想はしていたもののトホホです。
まあ、確かに言われてみればそうかと…
幼いときから諦めが悪い子と言われてきた私。家内がダメなら、自分で料理してみるしかありません。
いざ、煮魚にチャレンジ
後日、煮魚づくりに挑戦しようと魚屋へ。でも、あの寿司屋で美味しくいただいたカサゴさんが売っていません。いないのです。どこにも。（魚屋に行けばいつでもカサゴに出会えると思っていたおバカな私）
煮魚に適していそうな魚をいろいろと物色しましたが、いかんせん料理の知識が無い自分。頼りは家内の助言と値札近辺に書かれている『煮付け 美味しい』などの情報のみ。いろいろと悩んだ結果、選んだ魚はソイでした。
そこの魚屋さんは、煮付け用の調理をお願いすれば、エラとウロコと内臓を取り除いてくれる有り難いお店です。もちろん、わたしもお願いしました。
早速、家に持ち帰り、ネットでレシピを検索。
えっと、「ソイ 煮付け」 ポチッと…
沢山の検索結果が表示されましたが、その中でも”黒ソイの煮付け 作り方・レシピ｜クラシル”さんの情報を参考にすることに決定。理由は単純で写真がとにかく美味しそうだったから。
記載されているレシピ通りに作業を進めたところ、特に大きなトラブルもなく、出来上がりました。見た目は少々アレですが、自分で料理した煮魚は妙に美味しそうに見えます。
そして、実食。
少し味が薄いかなあ、とも感じましたが、まあ、初めての煮魚としては上出来かと。
家内も美味しいと言ってくれました。（そう言わざるを得ないでしょうが…）
このソイから始まり、メジナ、子持ちカレイ、カラスカレイ、タイのあら、そして念願のカサゴの煮付けへと続いていきました。
さすがに、家内は煮魚に飽きてきた様子ですが、今はまだマイブームの最中。つくるのも食べるのも楽しくて仕方がありません。
ボケ防止にも良いかと
新しいことへのチャレンジが、年々、おっくうになる今日この頃。ボケ防止の観点から、多少、面倒くさくても何か刺激が欲しいものです。
そんな中で「食べたいものを自分でつくる」って、意外と楽しいし、幸せな気分も感じられるものでした。煮魚に限らず、他の料理にも挑戦していきたいです。
自己満足ではありますが、おっさんの料理も捨てたものではありませんね。
わたしと同じおっさん族の方々、もし、よろしければお試しください。何か新しい発見があるかもしれません。
ではでは、
最後までお付き合いくださり、有難うございます。
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